M5185●江戸明治和本等＞3百性往来豊年蔵［百姓往来豊年蔵］江戸後期・仙台板

M4562○江戸明治和本等＞隅田川往来（題簽欠）往来物 - メルカリ

M4072○江戸明治和本等＞〈甲申新版〉勇烈新田往来 十返舎一九

M2742○江戸明治和本○百姓今川准状（天明板系統・3種） - メルカリ

M4036○江戸明治和本等＞〈改正〉商売往来［開明商売往来］巻菱

M4046○江戸明治和本等＞〈頭書挿画〉万国通商往来（蔵真逸客）

●江戸明治和本●百性往来豊年蔵［百姓往来豊年蔵］(江戸後期・仙台板)\r【判型】中本1冊。縦175粍。\r【作者】禿箒子作。\r【年代等】江戸後期再刊。［仙台］伊勢屋半右衛門板。\r【備考】分類「往来物」。初板本系統の中本の『百性往来豊年蔵』は、農業型往来中最も流布し、『〈手本〉農業往来』とともに後世の類書に最も大きな影響を与えた農業型往来。再板本には明和3年、鱗形屋孫兵衛原板の旨を記すが、初板本と推定される鱗形屋板の刊記には刊年を記さず、「此一冊は、農家童子の為に新に綴て令板行、猶亦、文字を改め、仮名を正して読に易く、学んで益あらば、誠に農家不朽の基ならん而已」と付記する。「凡、百性取扱文字、農業・耕作之道具、鋤、鍬、鎌、犁（からすき）…」で始まる本文は明らかに、堀流水軒作『商売往来』を模倣して編んだものであり、同往来のスタイルを踏襲して、以下、農具、農業施設、田畑度量衡・地方、潅漑施設、肥料、稲作手順と諸注意、巡見・検地・助郷等の夫役、運送・交通、領地、家屋造作、機織、農民の日常食、農閑期の労働・雑務・牛馬飼育、在所の地理的知識、穏田をせず正直な農民の子孫繁昌までを説いて結ぶ。初板本系統は本文を大字・5行・付訓で記し、巻頭に「孝・弟・忠・信」の図、頭書に「世帯道具字尽」「一代之守本尊」「世中七猿教歌」等の記事を載せる。また、本書の前付や頭書を改めたものとして、明和8年刊『〈頭書絵入〉百姓往来童子宝』（大本）や安永9年刊『〈新撰〉耕作往来千秋楽』（中本）などがあり、そのほか、明和板を始祖とする類書が多数誕生した。\r★原装・題簽付・状態概ね良好。仙台板。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格（初出品時の相場です）：日本の古本屋で、題簽付が、3500円～5500円】。